マンガンクラスト(その他表記)manganese crust

デジタル大辞泉 「マンガンクラスト」の意味・読み・例文・類語

マンガン‐クラスト(manganese crust)

《crustは、固い外皮地殻の意》水深800~2400メートルの海山海台に見られるアスファルト状の酸化物マンガン団塊扁球へんきゅう状のかたまりになるのに対し、岩盤上を皮膜状に覆う。マンガンニッケルコバルトなどの有用金属を含有し、コバルトの含有量が1パーセントを超えるものはコバルトリッチクラストと呼ばれる。

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最新 地学事典 「マンガンクラスト」の解説

マンガンクラスト

manganese crust

海底に露出する固結岩石を覆うMnおよびFe酸化物を主とする黒色被覆物。中~南部太平洋などの古い基盤をもつ海山の山頂・斜面に広く発達。最大30cm厚に達する。成因・成長速度はhydrogeneticマンガン団塊に同じ。Coに富む(0.5または1wt%以上)ものをCo-rich manganese crustと呼ぶ。酸素極小層においてFe・Mn酸化物の沈殿とCoの富化が促進されるという説がある。一方,マンガン団塊と同様に,微生物起源説もある。

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参照項目:マンガン団塊

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世界大百科事典(旧版)内のマンガンクラストの言及

【海洋開発】より

…先進国のなかでもアメリカは強硬に反対したが,82年この法案は国連海洋法会議で採択されることとなり,今後60ヵ国の批准を終えた1年後に発効することとなっている。現在までの調査によると,経済的に開発が有利と目される高品位のマンガン団塊の所在は公海の深海底にあるが,最近発見されつつある海山周辺のマンガンクラストや海嶺付近の熱水性多金属硫化鉱床は,水深がマンガン団塊のそれの半分またはそれ以下と浅く,かつ高品位であることのほか,なかには沿岸国の200カイリ排他的経済水域内にも存在しうるので注目されつつある。
[アメリカの動き]
 1945年トルーマン大統領が〈大陸棚の資源は自国に帰属する〉と宣言したが,当時はまだ具体的な開発は目立つほどではなかった。…

※「マンガンクラスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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