ムネモシュネ(その他表記)Mnēmosynē

改訂新版 世界大百科事典 「ムネモシュネ」の意味・わかりやすい解説

ムネモシュネ
Mnēmosynē

ギリシア神話で,〈記憶〉を擬人化した女神ウラノス(〈天〉)とガイア(〈地〉)の娘で,ティタン神のひとり。ティタン神族とゼウス盟主とするオリュンポス神族が戦ったとき,彼女一族にくみせず,ゼウスたちの味方をした。のちゼウスとオリュンポス山の東のピエリアで9夜つづけて枕を交わし,詩歌学芸の司たる9柱の女神ムーサミューズ)たちを生んだという。
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百科事典マイペディア 「ムネモシュネ」の意味・わかりやすい解説

ムネモシュネ

ギリシア神話の記憶をつかさどる女神。ウラノスを父,ガイアを母とするティタン神族の一人だが,オリンポス神族方につき,ゼウスによってムーサたちを産む。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムネモシュネ」の意味・わかりやすい解説

ムネモシュネ
Mnēmosynē

ギリシア神話の記憶の女神。大地ガイアと天ウラノスの母子婚から生れたティタンたちの一人。彼女はゼウスとピエリアで9夜続けて交わり,その結果1年後に彼女から生れたのが,9人姉妹のミューズたちであるとされる。

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