メガロパ(英語表記)megalopa

デジタル大辞泉 「メガロパ」の意味・読み・例文・類語

メガロパ(megalopa)

カニ類幼生の一型。ゾエア期を経て変態したもの。付属肢成体同様であるが、腹部がまだ後方に伸びたままで、脱皮して稚ガニとなり底生生活に移行する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「メガロパ」の意味・読み・例文・類語

メガロパ

〘名〙 (megalopa)⸨メガローパ⸩ =メガロパようせい(━幼生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メガロパ」の意味・わかりやすい解説

メガロパ
megalopa

カニ類の孵化幼生であるゾエアに続く幼生で,浮遊生活から底生生活への移行期にあたる。成体形に近いが,腹部が後方に伸びている。一般に体長 2~5mmであるが,イワガニ科では 1cmをこえるものも見られる。流れ藻などに付着して運ばれることも多いが,腹部の屈伸によって遊泳する。1週間ぐらいのうち脱皮して稚ガニに変態する。(→甲殻類節足動物

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android