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メチル化 メチルかmethylation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メチル化
メチルか
methylation

有機化合物の炭素,窒素,酸素,硫黄原子などに結合している水素原子メチル基で置換する反応。このためには,ヨウ化メチル,臭化メチル硫酸ジメチルp-トルエンスルホン酸メチル,リン酸メチル,ジアゾメタンなどのメチル化試薬が使われる。水酸基はメチル化によって反応性が抑制されるので,有機合成反応の中間段階で水酸基をメチル化し,種々の反応を行なったのち,そのメチル基を除去し水酸基を復元する場合や,複雑な有機化合物の構造決定でその水酸基を保護する必要がある場合などにもしばしば利用される。

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デジタル大辞泉の解説

メチル‐か〔‐クワ〕【メチル化】

[名](スル)methylation有機化合物水素原子をメチル基で置換させること。生体内において、DNAたんぱく質がメチル化されることで、機能発現の調節などが行われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メチル化
めちるか
methylation

有機分子中の炭素、窒素、酸素、硫黄(いおう)などの非金属原子あるいは金属原子にメチル基-CH3を導入する反応をいう。アルキル化反応の一つである。有機分子のメチル化は置換反応あるいは付加反応によりおこる。有機合成化学では、炭素原子上にメチル基を導入するC-メチル化、第一および第二アミンのNH基のHをメチル基に置き換えるN-メチル化、アルコールやカルボン酸のOH基のHをメチル基に置き換えるO-メチル化が重要である。メチル化剤としてはヨウ化メチルCH3I、硫酸ジメチル(CH3)2SO4、ジアゾメタンCH2N2などがある。有機合成化学上有用な反応である。[佐藤武雄・廣田 穰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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