デジタル大辞泉 「メリーランド州」の意味・読み・例文・類語 メリーランド(Maryland) 米国東部の州。チェサピーク湾を抱く。州都アナポリス。ボルティモアを中心に各種工業が発達。独立13州の一。→アメリカ合衆国[補説] 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メリーランド州」の意味・わかりやすい解説 メリーランド〔州〕メリーランドMaryland アメリカ合衆国の東部チェサピーク湾にのぞむ州。州都はアナポリス。州最大の都市はボルティモア。州名はイングランド王チャールズ1世の妻メリーにちなんで命名された。地形は海岸平野,山麓高地,アパラチア山系に区分される。年平均気温 11~12℃,年降水量約 1100mm。 1634年 200人のイギリス人が移住して開発の基礎を固めた。当時はセントメリーシティーが中心であった。 94年アナポリスが首都になる。 1776年憲法を制定,88年7番目の州となった。独立十三州 (→十三植民地 ) の1つ。農業は養鶏と,トウモロコシ,タバコの生産が中心。ミサイルなどの軍需産業,コンピュータなどのハイテク産業が盛んで,造船,製鋼,金属,食品加工,家具製造,印刷などの工場も立地。漁業はチェサピーク湾のカキ養殖が有名である。ボルティモア港は貿易港として重要。独立戦争や南北戦争の史跡,公園や森林に富み,観光地も多い。州の中西部はワシントン大都市圏に含まれ,ワシントン D.C.への通勤者が多い。ワシントン大学 (1782創立) ,メリーランド大学 (1807創立) ,ジョンズ・ホプキンズ大学 (76創立) などがあり,特にジョンズ・ホプキンズ大学の医学部は研究水準の高さで知られる。面積 2万7042km2。人口 577万3552(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報