チェサピーク湾(読み)チェサピークわん(英語表記)Chesapeake Bay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェサピーク湾」の意味・わかりやすい解説

チェサピーク湾
チェサピークわん
Chesapeake Bay

アメリカ合衆国の大西洋岸にある最大の湾入。長さ約 311km,幅5~40km。サスケハナ川とその支流の下流域の沈降により形成された。湾の南西部はバージニア州に,北部メリーランド州に接する。湾口は,北のチャールズ岬と南のヘンリー岬で形成される。東岸は複雑な海岸線をもち,西岸は直線的な崖をなす。湾奥にはボルティモア港,湾口に近いジェームズ川河口にはノーフォーク港があり,デラウェア湾とは湾奥のチェサピーク-デラウェア運河で結ばれている。静かな入江を利用してカキ,カニ漁業が行われていたが,1970年代から湾内の汚染により衰退し,80年代以降はレクリエーションに利用されている。 1964年南のノーフォークと対岸のチャールズ岬が橋と海底トンネルで結ばれた。

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