モバイルマルチメディア放送(読み)モバイルマルチメディアほうそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モバイルマルチメディア放送
モバイルマルチメディアほうそう

VHF帯(207.5~222MHz。→超短波)を活用したスマートフォン向けのマルチメディア放送。2011年に国内の地上アナログテレビ放送が停波して始まった。国内での愛称はモバキャス。ワンセグ放送(→ワンセグ)よりも高画質な映像をリアルタイムと蓄積型で提供し,番組だけでなく,新聞や雑誌,ゲームなどのデータ放送も配信する。NTTドコモ民間放送キー局などが出資する mmbi(エムエムビーアイ)が最初の事業認定を受け,2012年4月に有料の NOTTV(ノッティービー)を開始。2014年には新たにスカパー・エンターテイメントなど 5社,6番組が参入しててこ入れがはかられたが,2016年6月末でサービス終了となった。2005年に大韓民国(韓国)で先行して始まり,アメリカ合衆国やヨーロッパなど世界各国で展開されたが,のちに携帯電話用インターネット回線(→インターネット)を使った動画配信サービスが台頭して市場を奪い合うことになった。日本ではさらに,地上デジタルテレビ放送と同じ番組が無料で見られるワンセグ放送とも競合した。(→放送

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報