20世紀西洋人名事典 の解説
モーリス・J. フォンブール
Maurice Jacques Fombeure
1906.(1907.説有り) -
フランスの詩人,小説家,劇作家。
ヴィエンヌ県ジャルドル生まれ。
オプチミストで、伝統的な歌の流れをくんだフランス現代詩の特質に巧みな音楽性やユーモアを加えた作風で、時代への反抗は見られず、自然を民謡風に歌う。詩集に「言葉の風車」(1936年)、「アランテル」(’43年)、「雨天の銃眼から」(’47年)、「燃えた星」(’50年)、「魅惑の森」(’55年)等があり、他に小説「兵士」(’35年)、「軍靴は重い」(’48年)、J.P.グルニエと共著で前衛劇「殺害者オリヨン」(’46年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」（1995年刊）20世紀西洋人名事典について 情報