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ヤクシカ ヤクシカCervus nippon yakushimae; Yakushima deer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤクシカ
Cervus nippon yakushimae; Yakushima deer

偶蹄目シカ科。ニホンジカの屋久島亜種。体長1~1.5m,肩高 80cmほどで,他の亜種に比べ体は小さい。角も少く,普通は3尖で 30cm内外。体色は暗褐色。屋久島の森林地帯に生息しており,習性はニホンジカに似る。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ヤクシカ

ニホンジカの亜種で、屋久島全域に生息する。亜種中では小型で、体長110〜120センチ。体重はオスが25〜50キロ、メスで20〜40キロ。環境省・矢原プロジェクトの推測では、現在島内に8千〜1万五千頭が生息しているという。

(2007-06-17 朝日新聞 朝刊 週刊九州)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤクシカ
やくしか / 屋久鹿
Yaku deer
[学]Cervus nippon yakushimae

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目シカ科の動物。ニホンジカの一亜種で、鹿児島県大隅(おおすみ)諸島の屋久(やく)島に分布する。屋久島は周囲約100キロメートルの島で、九州最高峰の宮之浦(みやのうら)岳がある。夏はその山頂一帯で生息するが、冬は雪に覆われるため、下がって生活する。体は日本に生息するシカのなかで最小で、肩高約60センチメートル、体重30~50キログラムほどである。角(つの)は雄だけにあり、つねに小さく25~33センチメートルにすぎない。とくに第1枝は短く、ほとんど例外なく第4枝を欠き3尖(せん)である。4~5月の落角後ただちに新たな角が発育し、9~10月ごろに完成する。体色は、夏季は赤褐色に白斑(はくはん)があり、冬季では灰色が強く灰茶色で白斑がなくなる。臀(しり)には通年白斑がみられる。秋から冬にかけては小群をなして生活する。5~6月ごろ1産1~2子を産む。妊娠期間は約8か月、生まれた子には親の夏毛と同様に白斑がある。[北原正宣]

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世界大百科事典内のヤクシカの言及

【ニホンジカ】より

…尾の先は白色。典型的なものは本州,四国,九州に分布し,屋久島と沖縄県の慶良間(けらま)列島のものは小型で角が小さく,角の叉がふつう2個しかないので,それぞれ別亜種ヤクシカC.n.yakushimaeおよびケラマジカC.n.keramae(天然記念物)とされる。平地から標高2500mくらいまでの落葉樹林や常緑樹林などに多く見られる。…

※「ヤクシカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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