藪柑子科(読み)やぶこうじか

精選版 日本国語大辞典 「藪柑子科」の意味・読み・例文・類語

やぶこうじ‐かやぶカウジクヮ【藪柑子科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。三五属約一〇〇〇種があり、主として熱帯および亜熱帯を中心に分布する。高木または低木で、葉は互生し托葉がない。花は主に総状花序に咲き、二枚の総苞片があり、両性または単性、放射相称、五または四数性。萼片は五または四か、五または四裂。花冠は鐘形で五または四裂。雄しべは花筒に合生する。雌性花では退化雄しべとなる。子房は上位、まれに半下位で一室、多数の胚珠がある。通常ほとんどの子房は果実に発達しない。果実は石果または液果。日本にはこの仲間のイズセンリョウヤブコウジなどが自生する。まんりょう科。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android