ライニッシェスシーファーゲビルゲ(英語表記)Rheinisches Schiefergebirge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ライニッシェスシーファーゲビルゲ
Rheinisches Schiefergebirge

ライン片岩山地ともいう。ドイツ中西部,ビンゲンより下流のライン川により切断されてその両側に広がる高原状の山地。ドイツ中位山地の一部。標高 700~800m。おもにデボン系の泥板岩,粘板岩硬砂岩などから構成され,各地でスレート採取が行われる。ライン川の西側はアイフェル山地とフンスリュック山地で,前者には一部に火山活動がみられ,ラーハー湖などのマールがある。ライン川の東側にはタウヌス山地,ウェスターワルト,ザウアーラントがある。一般に高所森林でおおわれるが,浸食平坦面は牧場,耕地として利用されている。保養地,観光地も多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android