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ラエティア Raetia

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世界大百科事典 第2版の解説

ラエティア【Raetia】

ローマ帝国支配下のアルプス地方の属州名。チロル地方およびスイスとバウァリア(バイエルン)の一部もこの属州に含まれる。先住民ラエティ族Raetiは,一方がイリュリア系,他方がケルト系であったが,前15年ローマの軍門に下り,服属民となった。言語学上,アルプス中央部に居住した人々がエトルリア語と密接な関連にある言語をもっていたことが注目される。3世紀以後はゲルマン人の侵入に苦しんだ。【本村 凌二】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラエティア
らえてぃあ
Raetia

ローマ帝国の属州の一つ。ラエティ人の土地の意味。チロール、バイエルンの一部、スイスの一部にあたる。ラエティ人はイリリア人系とケルト人系が混じったもので、その言語はエトルリア語の影響を受けているといわれる。アウグストゥス帝の時代にローマに征服されて属州ラエティアが置かれた(前15)。[市川雅俊]

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世界大百科事典内のラエティアの言及

【フォアアールベルク】より

…ボーデン湖畔のブレゲンツは近来,音楽祭でも有名である。 古くはローマの属州ラエティアRaetiaの一部で,4世紀初め以降,西ゲルマン系のアレマン族が定住し,6世紀末にはフランク王国に編入された。ブレゲンツ伯家は1154年に,同系のフレンドルフ伯家も80年に断絶,その遺領はシュタウフェン家に帰した。…

【フォアアールベルク】より

…ボーデン湖畔のブレゲンツは近来,音楽祭でも有名である。 古くはローマの属州ラエティアRaetiaの一部で,4世紀初め以降,西ゲルマン系のアレマン族が定住し,6世紀末にはフランク王国に編入された。ブレゲンツ伯家は1154年に,同系のフレンドルフ伯家も80年に断絶,その遺領はシュタウフェン家に帰した。…

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