ラスタファリ運動(読み)ラスタファリうんどう

百科事典マイペディア 「ラスタファリ運動」の意味・わかりやすい解説

ラスタファリ運動【ラスタファリうんどう】

1930年にジャマイカで発生した社会宗教運動で,ラスタファーライRastafariとも。エチオピアのハイレ・セラシエ帝(戴冠前の名はラス・タファリ)を救世主と信じることからこの名がある。アフリカ出自を持つ人々の地位向上を希求する。ものごとの自然な状態をよしとし,それは長髪や食事規制に表れている。経済的には自助自立志向。ジャマイカの大衆音楽レゲエが有力な媒体となり,他のカリブ海社会や欧米のブラック・ディアスポラにも影響を及ぼす。→千年王国土着主義運動
→関連項目カリブ海ジャマイカマーリー

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む