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ラディカル・エコノミクス radical economics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラディカル・エコノミクス
radical economics

1960年代後半にアメリカの若手経済学者を中心に生れた新しい経済学の潮流。 60年代後半のアメリカは都市・人種問題,ベトナム戦争拡大など多くの社会・経済問題をかかえていたが,経済学も含めて既存の制度化した学問・知識体系は解決の糸口を与えるものとはならなかった。このような既存の経済学者に反発して,1968年9月ハーバード大学の若手経済学者を中心に「急進的政治経済学のための連合」 Union for Radical Political Economy; URPEが結成された。まだ全体に共通する確固たる経済理論が確立されてはいないが,概して経済生活の社会的性格や個人の社会的被制約性を重視し,企業のヒエラルキー組織の解明などに重点をおき,思想的には J.ロールズの「公正の原理」とも連動していた。ラディカル・エコノミクスのグループには H.ギンタス,S.ボールズらがいる。近年ではマルクス経済学,レギュラシオン学派に接近している。

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