ラーマティボディ(2世)(読み)らーまてぃぼでぃ(英語表記)Ramathibodi Ⅱ

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ラーマティボディ(2世)
らーまてぃぼでぃ
Ramathibodi Ⅱ
(1472―1529)

タイアユタヤ朝第12代目の王(在位1491~1529)。兵制改革運河掘削などを行って国内の諸制度を整えるとともに、大仏建立など大いに仏教を振興した。同王のときアユタヤの勢力マラッカにまで及んだ。1511年マラッカを占領したポルトガルは、ヨーロッパ人として初めての使節をアユタヤに派遣して友好を求め、銃砲弾薬の供給と引き換えに居住交易権利とキリスト教布教の許可を獲得した。

石井米雄

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