リブラ

知恵蔵miniの解説

リブラ

米フェイスブック社が2020年より開始する、暗号資産を用いた金融サービス。買い物の決済などに使用したり、スマートフォンの利用者間で送金したりすることを想定している。一定比率でドルやユーロなどと交換できる「ステーブル(安定した)コイン」の一種であるため、価格変動が大きく価値裏付けがないビットコインとは異なり、銀行口座や国債などの現金に近い資産で価値を裏付け、価格変動を抑えられる仕組みになっている。発行組織には米決済大手のビザやマスターカード、ペイパルなど約30の企業や団体が名を連ねる。しかし、フェイスブック社が過去に大規模な個人情報流出を招いていることから安全性への懸念もあり、米下院金融委員会は同社に、議会の調査を受けるまでサービスの開発を中止するよう求めている。

(2019-6-20)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典内のリブラの言及

【貨幣】より

…カロリング朝が採用したのはこの比価であり,これはアングロ・サクソン族にも9世紀以後模倣されて根を下ろした。カール大帝治下,大きい数字を計算するのにリブラという名称がつくられ,240デナリウスを1リブラとして,240デナリウス=20ソリドゥス=1リブラという原則が確立した。リブラとソリドゥスとはデナリウスという実体貨幣の倍数を表す計算単位であり,ここにデナリウス貨を基礎とする中世ヨーロッパの貨幣制度が確立された。…

【ポンド】より

…ポンド・スターリングの呼称はこれに由来するという。ノルマン人もイギリスへの進入後,この銀貨を継承し,古代ローマの度量衡や貨幣の単位であるリブラlibra,ソリドゥスsolidus,デナリウスdenariusをそれぞれポンド,シリング,ペニーに対応させ,1ポンド=20シリング=240ペンスとした。ポンド,シリング,ペニーの略称である£(またはlb),s,dはそれぞれlibra,solidus,denariusからきている。…

※「リブラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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