リーチサイト

デジタル大辞泉 「リーチサイト」の意味・読み・例文・類語

リーチ‐サイト(leech site)

インターネット上にある海賊版などの違法コンテンツへのリンクを集めたサイト。広告収益を目的として、著作権者の許可を得ずにスキャンした漫画書籍の画像、違法コピーした映画アニメ動画などを扱うサイトへ誘導する。
[補説]リーチ(leech)はヒルまたは他人にたかる者の意。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「リーチサイト」の解説

リーチサイト

人気漫画や雑誌無断掲載した海賊版サイトの情報をまとめ、インターネット利用者を誘導するサイト。一つのサイトに掲載される作品数は数千点以上で、削除要請に応じないサイトも多い。日本最大級とされた「はるか夢のあと」では、運営者が摘発されるまでの1年間に約730億円の被害があったとされる。政府は2019年10月に決定した海賊版サイトの総合対策にリーチサイト規制を盛り込んだ。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「リーチサイト」の解説

リーチサイト

インターネット上にある違法コンテンツに利用者を誘導するためのリンク(URL)を集めて掲載するサイト。違法コンテンツには、著作権者の許可なくアップロードされたマンガ、書籍、音楽、アニメ、映画などが含まれる。リーチサイト自体は違法コンテンツを掲載していないが、違法コンテンツへの誘導は著作権侵害を助長させる行為であるとして、出版などの業界団体問題視している。これを受け、政府は2018年よりリーチサイトの法規制に向けた検討を開始している。

(2018-7-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android