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レイランダー

百科事典マイペディアの解説

レイランダー

スウェーデン生れの英国の写真家ローマ古画を模写して生活,1846年に渡英し1953年から写真を始めた。群像を扱った《人生の二つの道》(1856年)は当時の絵画的写真(ピクトリアリズム)の代表作といわれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

レイランダー【Oscar Gustave Rejlander】

1813‐75
イギリス,ビクトリア朝時代の写真家。スウェーデンに生まれたといわれるが詳細は不明。1846年肖像画家としてイギリスにわたり,その下絵のために写真を始めた。レイランダーの30枚のネガを合成した寓意的な作品《人生の二つの道》(1856。〈写真〉の項の図参照)は,ヘンリー・ピーチ・ロビンソンなどの作品とともに,写真による絵画的効果を目ざしたものとして特に著名である。だが彼のポートレートヌードなどのストレートに撮られた作品にも優れたものが多い。

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世界大百科事典内のレイランダーの言及

【ピクトリアリズム】より

… ピクトリアリズムの系譜をさかのぼれば,そもそも写真の発明当初の時期における写真家の多くは画家であったから,当然のこととして,画業の延長で写真を考えてその表現を追求したし,また19世紀中を通じて写真はその〈芸術性〉にこだわるあまり,写真独自の特質である現実的な描写を卑俗なものとして,絵画の既成の古典的な様式を規範としていた。初期のそのような傾向の代表的作品としては,O.G.レイランダー(1813‐1875)の《人生の二つの道》(1857)やH.P.ロビンソン(1830‐1901)の《臨終》(1858)があげられる。のち,19世紀の終りから20世紀の初めの時期にかけては,ボケた写真が現実のなまなましさを脱する芸術的な方法だとも考えられて,ソフト・フォーカス・レンズや紗(しや)のフィルターを使って撮影することや,ゴム印画法やブロムオイル法という手加工による操作を加えて印画を作る方法も流行した。…

【モンタージュ】より

…ここでは一応,フォトモンタージュを,既成の写真を合成して別のイメージを人工的につくりだす表現と考えることにする。したがって,19世紀の半ばに写真を既成の美術の主題に近づけようとしたO.G.レイランダーやロビンソンHenry Robinson(1830‐1901)らのイメージ合成術も含まれる。これは,観念的(寓意的,教訓的)な主題を写真によって作像する美術の一変種にすぎなかったが,外界のイメージの技術的な定着からの写真の解放,および人工的合成という手法の先駆という意味をもっていた。…

※「レイランダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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