レジャイナ(英語表記)Regina

改訂新版 世界大百科事典 「レジャイナ」の意味・わかりやすい解説

レジャイナ
Regina

カナダ,サスカチェワン州の州都で最大都市。大都市域人口19万9041(2005)。州南部,プレーリーの大穀倉地帯に囲まれて,商業,金融,工業の中心都市となっている。カナダ・パシフィック鉄道が東西に通り,トランス・カナダ・ハイウェー(大陸横断道路)など道路と航空交通の要地である。小麦,肉牛の大集散地で,関連商工業がよく発達している。州内の油田から送られる石油精製・貯蔵も行われる。かつてこの地ではクリー・インディアンがプレーリーのバッファローを狩猟していたが,1882年カナダ・パシフィック鉄道が開通し,カナダ政府によって当時のノース・ウェスト・テリトリーズの州都と定められた。このときカナダ騎馬警察本部がおかれ,現在でもその訓練所がある。1905年のサスカチェワン州の成立とともに州都となった。
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百科事典マイペディア 「レジャイナ」の意味・わかりやすい解説

レジャイナ

カナダ中部,サスカチュワン州南部の州都。春小麦地帯の中心地で,小麦の大集散地として発展製油製粉,木材加工,印刷,ビール醸造などの工業も発達。19万3100人(2011)。

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