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レールケ レールケ Loerke, Oskar

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レールケ
レールケ
Loerke, Oskar

[生]1884.3.13. ユンゲン
[没]1941.2.24. ベルリン
ドイツの詩人。ベルリン大学に学び,フィッシャー書店に勤務。ナチス時代もプロシア芸術アカデミーにとどまった。現代自然抒情詩の始祖として後代への影響が大きい。『詩集』 Gedichte (1916,29年『牧神の音楽』 Pansmusikと改題) など,宇宙的な自然感情と音楽性を特徴とする作品が主体であるが,晩年にはナチズムへの怒りと呪いをこめた暗い時代詩を書いている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レールケ
れーるけ
Oskar Loerke
(1884―1941)

ドイツの詩人。西プロイセンの小村ユンゲンに生まれる。ベルリン大学に学び、1903年以後その地に定住。表現主義と決別し、清新な自然叙情詩への道を開く。詩人として真価を認められたのは、自然と音楽が一つとなって脈動している『詩集』(1916。のち1929年『牧神の音楽』と改題)によってである。以後、「禍(わざわ)いの歳月」にひどく悩まされながら、微細な自然観察を介して自然の裏側を透視するレールケの詩境は、そのまま自然的宇宙の律動であり、ことばである。彼の課題は、自然的宇宙の息吹を感受することにより、無常なものを不滅なものの比喩(ひゆ)に化そうとしたところにある。したがって、死者の不在性も現在性を獲得する。『秘めやかな都市』(1921)、『大地の息吹』(1930)など明澄な詩作を経て、『銀あざみの森』(1934)や『世界の森』(1936)になると、自然観照を下地としながらも希望のうちに絶望が奥深く潜み、時代への呪詛(じゅそ)が目だつ。詩のほか、小説、音楽評論、詩人論など文芸活動は多彩。[巌 和峯]
『高橋重臣訳『別れの手(抄)』(『世界名詩集大成8』所収・1959・平凡社) ▽神品芳夫訳『ブルックナー』(1968・音楽之友社)』

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