ロンドン宣言(読み)ロンドンせんげん(その他表記)Declaration of London

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンドン宣言」の意味・わかりやすい解説

ロンドン宣言
ロンドンせんげん
Declaration of London

1907年の第2回ハーグ平和会議でまとまらなかった船舶海上捕獲に関する中立法の内容を確定するため,イギリス提案によって 08年 12月からロンドンで開催された 10ヵ国主要海運国会議で,翌年2月 26日採択された宣言。その内容は,封鎖戦時禁制品,軍事的援助,中立船の破壊など,海上中立法の主要な部分を含んでいる。イギリスは国内の反対のために批准せず,他国もこれにならったが,国際慣習の制度化の試みとして,国際法史上では高く評価されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む