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中立法 ちゅうりつほう

4件 の用語解説(中立法の意味・用語解説を検索)

大辞林 第三版の解説

ちゅうりつほう【中立法】

中立について規定した国際法規の総称。自国領土を交戦国に利用させないことおよび交戦国に対し援助を与えないこと(公平義務)、交戦国の行動から生じる不利益を一定程度黙認すること(黙認義務)など、戦時における中立国の義務を主な内容とする。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

中立法【ちゅうりつほう】

主としてヨーロッパの戦争に巻き込まれるのを避けるため制定された米国の法律。1935年のイタリア・エチオピア戦争を機に制定され,交戦国への軍需品輸出と借款(しゃっかん)供与を禁止した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうりつほう【中立法 Neutrality Act】

アメリカ合衆国が1935年8月,イタリアエチオピア侵略にみられたヨーロッパの戦争拡大に巻き込まれるのを回避するために制定した法律。この法律では,交戦国に対する武器・軍需品の輸出禁止などの措置が取り決められた。この背景には当時の国内世論の孤立主義的傾向があった。この中立法は36,37,39年に改正される。36年中立法では,交戦国への借款が禁止され,さらに37年の改正によって,内乱にも適用された。また,交戦国に対する石油・鉄などの物質の輸出が承認されるかわりに,交戦国は現金支払いでしかも自国船による輸送が義務づけられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中立法
ちゅうりつほう
Neutrality Act

イタリアのエチオピア侵略によって世界大戦勃発(ぼっぱつ)の危機に直面した際、自国が戦争に巻き込まれないために1935年8月アメリカ合衆国で制定された法律。交戦国への武器、軍需品の売却および輸送の禁止などが取り決められた。中立法はのちに拡大、強化され、36年には交戦国への借款が禁止され、翌37年には内乱に適用されるとともに、石油、鉄などの交戦国に対する輸出を承認するかわりに、交戦国に現金支払いでの自国船輸送を義務づけた「現金、自国船輸送」条項が採用された。しかし、41年の武器貸与法成立により中立法は空文化し、事実上ヨーロッパの戦争に関与していくことになった。[藤本 博]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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