ロンドン方程式(読み)ロンドンほうていしき(その他表記)London equation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンドン方程式」の意味・わかりやすい解説

ロンドン方程式
ロンドンほうていしき
London equation

超伝導を記述する現象論的方程式。超伝導の基本的,電磁的性質 (電気抵抗がゼロという性質と完全反磁性) を記述するために 1935年 F.ロンドン,H.ロンドンの兄弟が超伝導に寄与する電子の波動関数は外部の電磁場が弱い場合には変化しないという仮定から導き出した。ロンドン方程式とマクスウェルの方程式を組合せると,磁場電流が超伝導体表面からある厚さδ (侵入長) だけしか侵入できないことを表わす解が得られる。またδに対する表式も与えられ,δは臨界 (転移) 温度近傍を除けば 10~102nm 程度となる。

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法則の辞典 「ロンドン方程式」の解説

ロンドン方程式【London equation】

ロンドンの超伝導の理論*から導かれる方程式.電気ベクトルと磁気ベクトルの時間微分と回転を含んでいる.

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