ワーツラフ3世(読み)ワーツラフさんせい(英語表記)Václav III; Wenzel(Wenzeslaus) III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワーツラフ3世」の意味・わかりやすい解説

ワーツラフ3世
ワーツラフさんせい
Václav III; Wenzel(Wenzeslaus) III

[生]1289
[没]1306.8.4. オロモウツ
ハンガリー王 (在位 1301~05) ,ボヘミア王 (在位 1305~06) 。ウェンツェル3世ウェンツェスラウス3世とも呼ばれる。ポーランド王を兼ねたワーツラフ2世の子でプシェミスル朝最後の王。父王の意思により,1301年ハンガリー王となったが,教皇の推す対立候補との戦いで王位を維持できず,退位。父王の死後,ポーランド王位を要求してウワディスワフ1世 (短身王)と対立,ポーランドに赴く途上暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android