20世紀西洋人名事典 「ヴァルデマルボンゼルス」の解説
ヴァルデマル ボンゼルス
Waldemar Bonsels
1881.2.21.(1880.説有り) - 1952.7.31
ドイツの詩人,小説家。
アーレンブルク(ハンブルク近郊)生まれ。
医者の息子として生まれ、少年時代からインド、エジプト、南アメリカに至る各地を歩き、1919年からミュンヘン南方に定住。詩人としては新ロマン派に属し、汎神論的な傾向の自然描写をなす。特に動物や植物を擬人化した物語「蜜蜂マーヤの冒険」(’12年)は28ヶ国語に翻訳、児童文学作品として世界的名声を博す。精密な自然観察と繊細な詩人的感性で’17年には優れた紀行文「インド紀行」を著す。他に「天国の民」(’15年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報