ヴィクトルローゾフ(その他表記)Victor Sergeevich Rozov

20世紀西洋人名事典 「ヴィクトルローゾフ」の解説

ヴィクトル ローゾフ
Victor Sergeevich Rozov


1913 -
ソ連劇作家
革命劇場付属演劇学校の俳優、演出家となったが、1941年従軍で重傷を負い、前線で慰問俳優を務めた。復員後、モスクワの文学大学に学び劇作を志す。’49年の「彼女の友だち」以後、「グッド・ラック」(’54年)などで筆名を高めた。「とわに生きる者」(’57年)を自ら映画化した「鶴が飛んでいく」はカンヌで受賞し、平凡な市民生活の葛藤を通じて、人生の岐路ともいうべき青春期を自然な劇的緊張の中に描いている。作品は他に「結婚式の日」(’64年)、「四つの滴」(’74年)、「山鳥の巣」(’79年)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android