ヴァルカモニカの岩絵群(読み)ヴァルカモニカのいわえぐん

世界遺産詳解の解説

ヴァルカモニカのいわえぐん【ヴァルカモニカの岩絵群】

1979年に登録された世界遺産(文化遺産)。イタリア北部ロンバルディア地方のオーリオ川沿いに位置する。約70kmに及ぶこの渓谷の岩には、紀元前18~前2世紀頃までの長きにわたって描かれた14万点もの線刻画が残っている。青銅器時代の古代人の農耕や狩猟、航海、戦争などから、紀元前1500年ごろの集落の地図まで多岐にわたり、当時の生活を知る貴重な遺跡である。なかでも1955年に自然公園に指定されたナクアーネの岩石絵自然公園は、ロンバルディアの象徴である「カムニのバラ」などを含む多数の岩石絵があり、世界でもまれな野外博物館になっており、これらが人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、世界遺産に登録された。◇英名はRock Drawings in Valcamonica

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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