一ノ森城跡(読み)いちのもりじようあと

日本歴史地名大系 「一ノ森城跡」の解説

一ノ森城跡
いちのもりじようあと

[現在地名]三間町是延

是延これのぶ広見ひろみ吉波よしなみとの境の山(二六六メートル)上に位置する。「吉田古記」には「是延村へ山七八分掛る、二三分は吉浪へもかかる」とある。

城主は竹林院実親で、同書に「此城郭は、永徳元年の頃、京より竹林院右衛門佐公明下着、代々深田之地頭にて右兵衛佐実親相続て居城、然に天正十六年よりかみけになり落去す」と記される。

竹林院氏は西園寺実兼の子公衡が竹林院と号し、以来その子孫は竹林院を氏とした。この一族宇和郡に下ったのは南北朝時代と思われる。「予章記」には

<資料は省略されています>

とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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