一二九十(読み)いちにくじゅう

精選版 日本国語大辞典 「一二九十」の意味・読み・例文・類語

いち‐に‐く‐じゅう‥ジフ【一二九十】

  1. 〘 名詞 〙 陰陽学で人の寿命の長短を予想するもととなるとする日をいう。ひと月を上・中・下の三期に分け、それぞれの一・二・九・十の日の子・午・卯・酉の刻にはずれて生まれた子供は、短命であるという。また、三・四・五の日は丑・未・辰・戌、六・七・八の日は寅・申・巳・亥が相当した。
    1. [初出の実例]「真夜中や時を仕懸し糸薄〈可琳〉 一二九十となくきりぎりす〈正直〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第八四)
    2. 「あれ寺町の鐘(かね)の声(こゑ)、一二九十は七々の、七つの知死期(ちしご)最期(さいご)もはやと来にけらし」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)下)

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