一刀(読み)いっとう

精選版 日本国語大辞典 「一刀」の意味・読み・例文・類語

いっ‐とう ‥タウ【一刀】

〘名〙
一本の刀。
史記抄(1477)一三「無頼刀筆之吏とは。一刀一筆を以てかいつこそげつする小官也」 〔晉書‐王濬伝〕
② 刀を一回ふるって切ること。一太刀。また、彫刻をする場合のひときざみ、ひとほり。
※類従本梅松論(1349頃)下「菊池武敏計(ばかり)は、頼尚が一刀を以て誅伐(ちゅうばつ)せん事」

ひと‐かたな【一刀】

〘名〙 太刀で一回切りつけること。ひとうち。ひとたち。
義経記(室町中か)二「一かたなには足らじ」

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デジタル大辞泉 「一刀」の意味・読み・例文・類語

いっ‐とう〔‐タウ〕【一刀】

1本の刀。
刀を1回振り下ろしたり、り払ったりすること。ひと太刀。ひと斬り。「一刀もとに斬り捨てる」

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