一年の計は元旦にあり(読み)イチネンノケイハガンタンニアリ

デジタル大辞泉 「一年の計は元旦にあり」の意味・読み・例文・類語

一年いちねんけい元旦がんたんにあり

一日いちにちの計は朝にあり、一年の計は元旦にあり

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ことわざを知る辞典 「一年の計は元旦にあり」の解説

一年の計は元旦にあり

一年のことは年の初め元日計画を立てて行うべきである。物事は初めが大事、しかもしっかりした計画のもと着実に行えということ。

[使用例] 一年の計は元日にあり、ということですから今年は一つ元日から勉強してやりましょう、というような感激に満ちた気持ちで、おを祝うと朝から博物館に通ったこともありました[上村松園*座右第一品|1931]

[解説] 古くは「一日の計はとらにあり、一年の計は春にあり」ということが多かったようです。中国に由来する表現と思われ、現代の中国でも「一年之計在于春」がことわざとして使われています。年頭に今年は何をするか、目標を定め決意を新たにすることが大切ということで、根底には、年の初めの過ごし方がその一年を左右するという思いがあります。

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