七紋(読み)ななつもん

精選版 日本国語大辞典 「七紋」の意味・読み・例文・類語

ななつ‐もん【七紋】

  1. 〘 名詞 〙 羽織着物などについている七つ紋所。また、その紋所のついている衣服背中一つ両袖前後におのおの一つ、左右の肩の前に各一つの計七つ付けられた。七所紋。
    1. [初出の実例]「名古や三左、加賀の八などと、七ツ紋(モン)ひしにくみして身は酒にひたし」(出典浮世草子好色一代男(1682)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android