七色菓子(読み)ナナイロガシ

デジタル大辞泉 「七色菓子」の意味・読み・例文・類語

なないろ‐がし〔‐グワシ〕【七色菓子】

庚申こうしんに供えた干菓子・砂糖豆・せんべいなど7種類の菓子。江戸初期から売り出され、元禄(1688~1704)のころには、天満宮甲子きのえね大黒天などの祭りにも供えた。

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精選版 日本国語大辞典 「七色菓子」の意味・読み・例文・類語

なないろ‐がし‥グヮシ【七色菓子】

  1. 〘 名詞 〙 近世初期、庚申(こうしん)に供えた干菓子・砂糖豆・せんべいなど七種の菓子。のち、大黒天や天満宮などの神仏にも供えるようになった。
    1. [初出の実例]「七色(ナナイロ)ぐゎしの売ごゑもかしまし具(く)」(出典浮世草子・風流夢浮橋(1703)三)

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