デジタル大辞泉 「七騎落」の意味・読み・例文・類語 しちきおち【七騎落】 謡曲。四番目物。石橋山の合戦に敗れた源頼朝が船で落ちのびるとき、一行が源氏に不吉とされる8騎なので、土肥実平の子遠平を残すが、遠平は敵方の和田義盛に助けられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「七騎落」の意味・読み・例文・類語 しちきおち【七騎落】 [ 一 ] 能楽の曲名。四番目物。各流。作者未詳。石橋山の合戦に敗れた頼朝一行は船で房総の方へ逃げ落ちようとしたが、主従の数が源氏に不吉な八騎なので、土肥実平の子遠平を陸上に残して出る。翌日、和田義盛が遠平を助けて連れてきたので、一同は喜びの酒宴を催す。[ 二 ] 狂言の曲名。石橋山合戦に関する同名の能と同じ内容を狂言方が一人で、語(かたり)の形式で演じたもの。「狂言記」に採録。廃曲。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例