三ッ堀村(読み)みつぼりむら

日本歴史地名大系 「三ッ堀村」の解説

三ッ堀村
みつぼりむら

[現在地名]野田市三ッ堀

さん村の北東利根川右岸に位置する。本村のほかに北部に保木間ほきま、北西部に灰毛はいげ集落がある。南東瀬戸せと村。灰毛の北は瀬戸村の飛地上灰毛に続く。天正二年(一五七四)一二月二日の古河公方足利義氏料所目録(喜連川文書)には庄内河辺のうちとして「三ほり」とみえ、芳春院松嶺が知行していた。地内には弘安元年(一二七八)銘・文保二年(一三一八)銘・元応二年(一三二〇)銘ほか多くの武蔵型板碑がある。

寛文期(一六六一―七三)と推定される国絵図には三堀とみえる。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高三〇八石余、本多正永領。以後の領主変遷目吹めふき村に同じ。同一五年には家数七四・人数四三〇、反別は田一五町六反余・畑一〇町三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android