三ノ耕地遺跡(読み)さんのこうちいせき

日本歴史地名大系 「三ノ耕地遺跡」の解説

三ノ耕地遺跡
さんのこうちいせき

[現在地名]吉見町久米田 三の耕地

吉見丘陵の眼下に広がる沖積地、東側に横見よこみ川を望む南北に延びる自然堤防上(標高一六メートル)に位置する。遺跡の北約六〇〇メートルの丘陵端部尾根上(標高三〇メートル)には、古墳時代前期の前方後方墳であるやま古墳が存在する。

平成八年−同九年度に調査が行われ、縄文時代後・晩期(竪穴住居跡・竪穴状遺構・水場遺構)、弥生時代中期−後期(竪穴住居跡・溝跡)、古墳時代前期(竪穴住居跡・方形周溝墓、前方後方形の墳墓、溝跡)・同後期(前方後円墳跡)、中世の遺構(溝跡・井戸跡など)が発掘されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android