精選版 日本国語大辞典 「三位の宰相」の意味・読み・例文・類語 さんみ【三位】 の 宰相(さいしょう) ( 「宰相」は参議(さんぎ)の唐名 ) 官位が三位で、参議である人。元来、参議の位階は四位であり、四位相当の左右大弁、左右中将、蔵人頭や五位の衛門督、兵衛督、左中弁の年労あるものなどがなれる職であるのに、位階は三位に昇りながら官職は参議であるのをいう。[初出の実例]「十九になり給ふ年、三位の宰相にて、猶中将もはなれず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)匂宮) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例