日本歴史地名大系 「三光神社」の解説 三光神社さんこうじんじや 大阪府:大阪市天王寺区吉右衛門肝煎地三光神社[現在地名]天王寺区玉造本町宰相山(さいしようやま)公園にある。祭神は仁徳天皇・天照大神・月読命・素盞嗚命。旧村社。反正天皇の時代の創建と伝え、寛文元年(一六六一)に御旅所のあった円珠(えんじゆ)庵の鎌(かま)八幡の隣に移り、宝永三年(一七〇六)に再び現社地に復した。現社地の旧名を姫(ひめ)山または嬪(ひめ)山とよんだことにちなみ姫山(ひめやま)神社と称し、「摂津名所図会」には「嬪山稲荷祠」とある。「大阪府全志」は姫山は「摂津国風土記」逸文にみえる比売島の松原(ひめしまのまつばら)の地とする。明治維新後、宰相山神社と称した時期もあった。明治四一年(一九〇八)境内にあった三光宮を合祀して現在の社号となる。三光宮は俗に中風除けの神として有名。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by