三和グループ(読み)さんわグループ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三和グループ」の意味・わかりやすい解説

三和グループ
さんわグループ

三和銀行を中心とした企業集団。三和銀行は鴻池銀行,第三十四銀行,山口銀行の3行が 1933年に合併して成立し,その後関西の商業,繊維業を中心とする分野との結びつきを深めながら発展したが,重化学工業との関係は薄いという特色をもっていた。第2次世界大戦後は都市銀行の上位グループのなかに地歩を堅持しながら,重化学工業分野にも進出をはかり,総合化を目指した。 67年にグループ各社の社長会である「三水会」が発足。参加企業は 2000年現在,重工業で日立造船,ダイハツ工業,神戸製鋼所,エヌティエヌなど,化学工業で宇部興産,積水化学工業,トクヤマ,関西ペイント,田辺製薬藤沢薬品工業コスモ石油など,繊維産業で帝人ユニチカなど,商業で日商岩井ニチメン,高島屋など,金融で日本生命保険,東洋信託銀行などのほか,大林組,シャープ,日本通運,阪急電鉄日立金属,日立化成工業など 44社。

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