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企業集団 きぎょうしゅうだん

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

企業集団

日本には三井、三菱、住友芙蓉一勧三和の6つの企業集団が存在する。さらに、この企業集団は2種類に大分される。戦前に解体された財閥戦後再び結合したのが、三井、三菱、住友である。また、戦後様々な企業が集まってできたのが、芙蓉、一勧、三和である。前者、後者ともに、企業集団では株の持ち合い、月例の社長会開催など、結合関係が強く見られる。特に結合の強い企業集団では、互い違いに株を持ち合い、持ち株のマトリックスを形成する構図が見られる。戦後6大企業集団は、互いに垣根を作り、自分の集団内の企業の便宜を図ってきた。しかしバブル崩壊以降、各企業集団の中核である銀行業の、企業集団を超えた合併が繰り返された。また、株式持ち合いの解消がすすみ、企業集団の間にあった境界は徐々にあいまいになってきている。

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百科事典マイペディアの解説

企業集団【きぎょうしゅうだん】

いくつかの企業の集合体。集団内企業は独立性を保ちつつ相互連携により,集団外企業に対抗して成長しようとする。また銀行と総合商社を軸にして株式持ち合いを進め,結束を強化する。
→関連項目企業内貿易財閥

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会計用語キーワード辞典の解説

企業集団

多数の企業が持株会社親会社)を頂点して、一つの組織になるのが企業集団。それぞれの企業が親会社と資本的や本質的に関係があります。企業集団は「親会社」「子会社」「関連会社」の3つに分類されます。親会社→議決権の過半数を所持し、他の会社を支配している会社のこと。子会社→他の会社に支配されている会社のこと。関連会社→自社の財務や営業の方針決定に重要な影響を受ける会社のこと。

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大辞林 第三版の解説

きぎょうしゅうだん【企業集団】

戦略的小会社を多数設立し、それらの会社があたかも一つの企業のように行動する集団。
株式の持ち合いや生産・販売などの営業上のつながり、融資関係などで相互に緊密な関係を有し、協調的な行動をとる多数の企業の集まり。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

企業集団
きぎょうしゅうだん

大企業によって構成される企業グループで,旧財閥系の三井グループ三菱グループ住友グループなどや旧富士銀行 (芙蓉グループ ) ,旧第一勧業銀行 (第一勧業銀行グループ ) ,旧三和銀行 (三和グループ ) など銀行を中心としたグループが代表例。「6大企業集団」と総称されることもある。旧財閥時代には統制機関として持株会社が存在したが,これは第2次世界大戦後から 1997年に独占禁止法が改正されるまで禁止されていたため,代わってグループ内の金融機関が融資,株式保有などを通じて中心的な役割を果たしたり,グループ各社の社長会を設けていた。企業集団は原料,製品の相互販売や供給,巨大プロジェクトの推進などで利点をもつ。しかし 2000年代に入って,それぞれグループの中核企業だった住友銀行とさくら銀行が合併して三井住友銀行が誕生したほか,富士銀行と第一勧業銀行,日本興業銀行が合併してみずほフィナンシャルグループが発足するなど,グループの垣根をこえた再編が進み始めた。

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世界大百科事典内の企業集団の言及

【コンツェルン】より

カルテルトラストと並んで企業集中の一形態であるが,トラスト(とくにアメリカのトラスト)とは明確な区分は困難である。コンツェルンは,異なった産業に属する企業が株式所有を通じて結合したコングロマリット的企業集団であり,産業の競争制限を直接の目的にしているとは限らない。むしろ,巨大な集団としての種々の威力によって,個別企業ではもちえない政治力・経済力を背景に行動する場合が多い。…

※「企業集団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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