田辺製薬(読み)たなべせいやく

百科事典マイペディア 「田辺製薬」の意味・わかりやすい解説

田辺製薬[株]【たなべせいやく】

製薬メーカー。1678年田辺屋五兵衛が薬種問屋創業。1933年田辺五兵衛商店として設立。1943年現社名に改称。江戸時代以来の伝統を持つが,他社に先駆けて洋薬の取扱いを始め,その国産化に着手早くから海外拠点の整備に努め,日米欧3極同時開発体制を確立循環器神経系に強く,心臓薬〈ヘルベッサー〉は国際的な製品に成長した。1970年代以降,米国東南アジア子会社を積極的に設立。2007年10月三菱ウェルファーマを吸収合併田辺三菱製薬株式会社として発足。本社大阪,工場大阪,小野田。2011年資本金500億円,2011年3月期売上高4095億円。売上構成(%)は,医薬品98,その他2。海外売上比率7%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田辺製薬」の意味・わかりやすい解説

田辺製薬
たなべせいやく

医薬品メーカー。創業は古く延宝6 (1678) 年にさかのぼる。 1933年個人企業を改組して株式会社田辺五兵衛商店を設立。 1939年大阪に近代的製薬工場を完成,本格的なスタートを切った。 1943年田辺製薬に社名変更。 1950年日本初の結核薬を発売。循環器・神経系を主に独自の新薬開発に力を入れた。 2007年三菱ウェルファーマと合併して田辺三菱製薬となった。

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