日立金属(読み)ひたちきんぞく(英語表記)Hitachi Metals, Ltd.

共同通信ニュース用語解説 「日立金属」の解説

日立金属

1956年に日立製作所の鉄鋼部門から分離して、営業を開始した。高級特殊鋼や産業用磁石などを手掛け、自動車航空機など幅広い分野に使われている。2013年に共に日立グループ「御三家」と呼ばれた日立電線と合併した。今年3月末時点で株式の53・38%を日立製作所が保有している。20年3月末の連結社員数は約2万9800人。

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百科事典マイペディア 「日立金属」の意味・わかりやすい解説

日立金属[株]【ひたちきんぞく】

日立製作所系列の特殊鋼メーカー。日立御三家の一つ。1910年に設立された戸畑鋳物が,国産工業に改称後,1937年に日立製作所に吸収合併。同社の鉄鋼部門を担う。1956年日立製作所の鉄鋼部門が分離・独立し,日立金属工業として設立。1967年現社名に改称。高級特殊鋼から各電子材料・新素材でニッチ分野に展開。高い技術水準には定評がある。本社東京,工場安来,真岡,桑名ほか。2011年資本金262億円,2011年3月期売上高5201億円。売上構成(%)は,高級金属製品43,電子・情報備品26,高級機能備品31。海外売上比率43%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日立金属」の意味・わかりやすい解説

日立金属
ひたちきんぞく
Hitachi Metals, Ltd.

特殊鋼メーカー。鮎川義介が 1910年に設立した戸畑鋳物が前身。1956年日立金属工業として設立され,日立製作所の鉄鋼部門の事業継承。1961年熊谷工場新設,1967年現社名に変更。1971年熊谷機装工場,1975年真岡工場新設。2013年日立電線を吸収合併。高級特殊鋼から電子材料,新素材へと展開する。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日立金属」の解説

日立金属

正式社名「日立金属株式会社」。英文社名「Hitachi Metals, Ltd.」。鉄鋼業。昭和31年(1956)「日立金属工業株式会社」設立。同42年(1967)現在の社名に変更。本社は東京都港区芝浦。日立製作所子会社の鉄鋼会社。高級金属製品・磁性材料・鋳鉄製品などを製造東京証券取引所第1部上場。証券コード5486。

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