三国仏壇(読み)みくにぶつだん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「三国仏壇」の解説

三国仏壇[仏壇・仏具]
みくにぶつだん

北陸甲信越地方、福井県地域ブランド
坂井市で製作されている。19世紀前半に発展したという。本体には檜・ヒバなどを使用彫刻には朴・桜を使用し、木地彫・くり出し彫で彫られる。塗りは漆で、戸には蒔絵がほどこされる。丈夫で精緻なつくりの仏壇。福井県郷土工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「三国仏壇」の解説

三国仏壇

福井県坂井市三国町を中心に生産される仏壇。北前船寄港地として、船仏壇の製造技術を受け継いでいる。材料にヒバやヒノキを用い、釘を使用せず組み立てる堅牢なつくりと、繊細な蒔絵や彫刻による装飾特徴。福井県指定郷土工芸品。

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