三大節(読み)サンダイセツ

デジタル大辞泉 「三大節」の意味・読み・例文・類語

さん‐だいせつ【三大節】

旧制で、三つ祝祭日四方拝紀元節天長節。のち、これに明治節を加えて四大節しだいせつともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「三大節」の意味・読み・例文・類語

さん‐だいせつ【三大節】

  1. 〘 名詞 〙 旧憲法時代の三つの大祭日。元日の四方拝、二月一一日の紀元節、天皇誕生日にあたる天長節の称。のちに一一月三日の明治節を加えて、四大節ともいった。
    1. [初出の実例]「従来三大節毎に、東京、京都に在る有爵、有位の華族輩へ酒饌を下賜せられし処」(出典:朝野新聞‐明治一九年(1886)一〇月九日)

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世界大百科事典(旧版)内の三大節の言及

【中秋節】より

…初めは高楼等に登って月を眺めながら酒食を楽しむにすぎなかったが,元・明時代,月を祭るようになったらしい。清代では,元旦・端午とともに三大節として重視され,商業取引の決済期でもあった。庭先に設けられた祭壇上には,太陰星君(月の神)やウサギなどを描いた紙製の月光馬児が立ち,その前に月餅(げつぺい)や果物,枝豆,鶏頭の花などを供えて月を祭った。…

※「三大節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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