三好京三(読み)ミヨシキョウゾウ

デジタル大辞泉 「三好京三」の意味・読み・例文・類語

みよし‐きょうぞう〔‐キヤウザウ〕【三好京三】

[1931~2007]小説家岩手の生まれ。本名、佐々木久雄。自らの教員体験を生かした作品や、郷里東北舞台にした小説を手がける。非行に走る娘とそれに振り回される家庭を描いた「子育てごっこ」でブームを巻き起こし、直木賞受賞。他に「分校日記」「いのちの歌」「満ち足りた飢え」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三好京三」の解説

三好京三 みよし-きょうぞう

1931-2006 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和6年3月27日生まれ。岩手県下の小学校教諭として僻地教育にあたる。「子育てごっこ」で昭和50年文学界新人賞,52年直木賞。53年退職して文筆専念。平成19年5月11日死去。76歳。岩手県出身。慶大卒。本名は佐々木久雄。作品はほかに「分校日記」「女人平泉」「女教師三色すみれ」など。

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