三宅襄(読み)ミヤケ ノボル

20世紀日本人名事典 「三宅襄」の解説

三宅 襄
ミヤケ ノボル

昭和期の能楽評論家



生年
明治30(1897)年3月

没年
昭和40(1965)年12月4日

出生地
島根県

本名
石田 金市

学歴〔年〕
明治薬学専門学校〔大正6年〕卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和36年〕

経歴
薬業に従事後、昭和初年から能楽を研究、「報知新聞」「朝日新聞」に能評執筆。7年から「謡曲界」、ついで「金剛」編集者、さらに「観世主筆。19年戦時統合誌「能楽」編集に従事。20年能楽協会設立に参加、書記長となり、機関誌「能」の編集長兼務。32年常務理事となり、戦後は能楽界の世話役に任じ、36年退職、顧問。著書に「能の演出研究」「能楽入門」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三宅襄」の解説

三宅襄 みやけ-のぼる

1897-1965 昭和時代の能楽評論家。
明治30年3月3日生まれ。昭和初年から「報知新聞」などの能楽欄を担当。「謡曲界」「金剛」編集をへて「観世」の主筆となる。20年能楽協会の設立で書記長となり,機関誌「能」編集長をつとめた。昭和40年12月4日死去。68歳。島根県出身。明治薬専卒。本名は石田金市。著作に「能楽入門」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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