三月三十一日事件(読み)さんがつさんじゅういちにちじけん(その他表記)3. 31. Vakası

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三月三十一日事件」の意味・わかりやすい解説

三月三十一日事件
さんがつさんじゅういちにちじけん
3. 31. Vakası

1909年4月 (ルーミー暦3月 31日) ,イスタンブール青年トルコ革命後の政治的混乱のなかで,政権奪還をもくろむ守旧派官僚,士官学校出の青年将校に対し反感をもつ兵卒上がりの下士官世俗主義的改革に反対するイスラム主義者たちが引起した反乱。反乱軍は数日間,イスタンブールを占領したが,シェウケト・パシャによる「行動隊」によって鎮圧された。その結果スルタン,アブドゥル・ハミト2世は反乱との関係を問われて廃位され,メフメット5世が推挙された。

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