三条城跡(読み)さんじようじようあと

日本歴史地名大系 「三条城跡」の解説

三条城跡
さんじようじようあと

[現在地名]三条市元町

元和二年(一六一六)四万石を知行して三条へ入部した市橋長勝によって築かれた平城。それまでの三条城は須頃すごろ島にあった三条しまノ城であったが、荒廃がひどく、長勝は入部すると新城普請に着手した。新城地は南と西を五十嵐いからし川に囲まれた要害地であり、築城に伴い信濃川を五十嵐川と連結させる掘割普請を実施、仁政要録(清源寺文書)に「五十嵐川ト云大河ヲ築留メ、新川ヲ堀リ、城ノ惣堀ヘ水ヲ引入レ惣構ノ要害トス」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android