三条浪江(読み)さんじょう なみえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三条浪江」の解説

三条浪江(初代) さんじょう-なみえ

1716-? 江戸時代中期の歌舞伎役者
享保(きょうほう)元年生まれ。初代山下亀之丞の子。2代三条勘太郎の門系。享保7年京都都万太夫座で初舞台。のち若女方となり,元文の初め3代山下亀之丞を襲名。三条万勝をへて,延享2年大坂嵐座で三条浪江と改名。明和末ごろ没したとみられる。初名は初代山下亀松。俳名は全川,吟之。

三条浪江(2代) さんじょう-なみえ

1757-1814 江戸時代後期の歌舞伎役者。
宝暦7年生まれ。2代嵐三五郎の門人。はじめ大坂の浜芝居の若女方となり,文化5年大坂中の芝居で2代三条浪江を襲名。花車方として家老の妻役を得意とした。文化11年9月15日死去。58歳。前名は嵐若松(初代)。俳名は六岳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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