三柄大名(読み)サンガラダイミョウ

デジタル大辞泉 「三柄大名」の意味・読み・例文・類語

さんがら‐だいみょう〔‐ダイミヤウ〕【三柄大名】

江戸時代大名中、金沢前田薩摩さつま島津仙台伊達だて三家をいう。前田は禄高が大名中最高なので高柄、島津は源頼朝の血をひく名家なので家柄伊達農作物が豊かで国が富むので国柄と称された。

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精選版 日本国語大辞典 「三柄大名」の意味・読み・例文・類語

さんがら‐だいみょう‥ダイミャウ【三柄大名】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代の大名のうち加賀藩の前田、薩摩藩の島津、仙台藩の伊達の三家の称。前田は祿高が大名中の最高だったので「高柄」、島津は源頼朝のおとしだねの名門というところから「家柄」、伊達は領内で米が多くとれ、国が富裕なので「国柄」といわれた。

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